公開日 2022年1月29日 最終更新日 2022年1月29日
「Apple iPhoneがハッキングされました」といきなり警告画面が出たら驚きますよね。
ポップアップウインドウが出ているだけなので閉じれば問題ありません。
最近検索結果をクリックしたりタップしただけで重大な問題があるような警告画面が出る詐欺が流行っているようです。
いかがわしいサイトを見ていなくても(笑)、Googleの検索結果をクリックやタップで出るので、検索する人なら誰でも引っかかる可能性がありますのでご注意ください。
iPhoneがハッキングされましたは詐欺かもしれない
「Apple iPhoneがハッキングされました。ハッカーにより、デバイス上で行う全ての操作が追跡されています。すぐに対応が必要です」
この画面がいきなり出たら驚くでしょう。OKをタップすると、Appleを装う画面が出ます。
背景にはApple securityとリンゴマーク、太字で大きく「ハッカーがあなたを監視しています!」とあります。
「ご利用のiOSデバイスに関する重要な通知をお読みください」をOKすると、後ろの画面だけになり、
「Apple iPhoneの接続がハッキングされ、誰かがあなたを監視しています!このページを閉じないでください。2分以内にこの問題を修正しない場合、ハッカーによってあなたの身元が明かされ、ネットの閲覧履歴やフロントカメラで撮影した全ての写真が連絡先に送信されます!」
どういってもAppleが表示する文章じゃないです(笑)
この画面の後に出てくるのは、App storeにあるセキュリティアプリでした。リダイレクトされます。そのアプリの説明は英語のみでほとんどインストールされていなく、評価も1点が1個だけしか入っていませんでした。
閉じれば何の問題もありませんでしたのでご安心ください。
警告詐欺の目的はアプリのサブスク課金
こういう警告詐欺はお金をだまし取るのが目的です。
今回のものはハッキングされたと勘違いさせ、セキュリティアプリをインストールさせてサブスクで課金させることが目的でしょう。
アプリをインストールしてしまっただけなら削除すればいいのですが、課金をしてしまった場合はサブスクを解除してください。
iPhoneの設定から名前の下にあるAppleID、iCloud、メディアと購入
サブスクリプションです。
なぜかGoogle検索結果にしか出ない
今回の警告詐欺は、クライアントのSEOを確認していた時に出ました。
前日も同じキーワードでGoogle検索をしていたのですが、1位にあったサイトがAmebaのファビコンなのにドメインがameba.jpではなかったので開かなかったのです。
今朝、クライアントから「ウイルスに感染したかもしれません」と連絡があり、スマホからGoogleではない検索エンジンから検索してみたところ、1位は彼女のアメブロになっていました。
「いないよ」と連絡をしたら「1位にいます」と言うので、Googleを使って同じキーワードで検索をしてみたところ詐欺サイトが1位にいました。そしてタップしたところ冒頭にあった画面が出た次第です。
最近Google検索の結果をクリックすると警告画面が出る詐欺が流行っています。2週間ほど前にはマイクロソフトを装うサポート詐欺の画面が出ました。
こちらもGoogle検索で表示されたサイトをクリックして出たものです。
フィッシング詐欺は手を変え品を変えやってきます。
詐欺画面が出ると驚くし、カウントダウンされると焦ると思います。落ち着いて検索して調べてみてください。同じような被害や、公式サイトに注意喚起がされていたり、対処法が出ていたりしますので。