ビジネス マーケティング

女性起業家のビジネスはPDCAよりOODAでリスク回避

公開日 2022年1月20日 最終更新日 2022年1月20日

PDCAという言葉は聞いたことがある方も多いかと思います。Actionをしたら、またPlanに戻るので、PDCAサイクルとも言われ、継続的に事業を改善するためのサイクルです。

女性起業家が小さな事業を展開していくには小さくPDCAを回ることが必要なのですが、もっと言えば小さなPDCAの中でOODAループで回した方が、事業規模、時代の流れに合っているのです。

特に「ちゃんとしてから」となかなか動けない人は、見切り発車でOODAを回していかないと失敗したときの損失が大きくなります。その理由を書きますね。

女性起業家のPDCAサイクル例

まずPDCAとは
Plan(計画)
Do(実行)
Check(評価)
Action(改善)
です。

Plan

Planは、目標を立てることです。そして、その目標を達成するための行動まで考えます。

よくあるのが、目標を立てた物の、それを達成するための道筋がないパターン。それでは絵に描いた餅になってしまいます。

行動すれば達成できる具体的な目標設定が必要です。

例えば、バックエンド商品である講座を10人売るのであれば、見込み客リストを増やし、教育をする、信頼関係を得る、バックエンド商品の情報を小出しにしながら期待感を高める。事前ご予約を取り始める、販売を開始するプロダクトローンチですね。

Do

次にDo。目標を達成するために行動を起こしていきます。

見込み客リストを増やすために無料オファーを出したり、広告を打つ。メルマガ読者に情報発信をして、教育をする、信頼関係を得る。バックエンド商品の情報を小出しにしながら期待感を高める。
期待感が高まったところで、事前ご予約を取り始める、販売を開始すると、行動をしていきます。

Check

そしてCheck。

10人に販売しようとしたけど、7人にしか売れなかった。その原因はどこにあるのだろう。分析をします。

10人の予定だったけど、15人に買ってもらえた。目標以上の成果が出た場合も、理由を分析し、次回以降に活かせるようにします。

Action

最後のAction。
チェックで分析をした結果を元に、改善をしていきます。このまま進めるなら、どう改善するのか
今じゃなくて数か月先にした方がいいんじゃないかなど。

アクションを元に、次のプランを立てます。最初のプランに戻るPDCAサイクルです。

OODAループ

ただ、1950年代からあるPDCAは、今の時代にはそぐわないかもしれません。なぜなら、インターネットにより、顧客の反応が即座にわかるようになったからです。

インターネットのない時代、テレビCMや広告を出し、発売当日にならないと売れるか売れないかわかりませんでした。

目標の販売数が売れなかったと、チェックに入り、アクションで改善策を見つけるしかなかったのですね。

現在は、インターネットを使えば、顧客の反応が手に取るようにわかります。そこでOODAです。

OODAは元々は航空戦に臨むパイロットの意思決定を対象としていたものだそうです。航空戦に臨むパイロットですから、状況を判断して即決定をして行動をしなければ命の危険がある状態になるかもしれない状況ですよね。

現在OODA理論はビジネス界でも採用されるようになりビジネススクールでも教えられているものとなります。

OODAループとは
Observe(観察)
Orient(状況判断、方針決定)
Decide(意思決定)
Act(行動)の頭文字を取ったもの

見込み客を観察し、状況判断をし、意思決定をして行動に移すことです。

見込み客の様子を見ながら、ニーズを拾い上げて行くので、スピードが速い今の時代に合っているし、小回りがきくので女性が運営する小さな事業には、こちらの方がいいと思います。

先ほどのバックエンド商品を10人に売る例でいくと、見込み客を集める段階で、思ったより集まらなければ発売を延期する。
思ったより期待感が高まっていなければ、切り口を変えて情報発信をする。
予約販売が思わしくないのであれば、商品に特典を付けるなどできます。

これには、お客様をよく観察することが必要ですし、状況判断能力、意思決定をし、行動に移す決断力も必要となります。

女性起業家の小さなビジネスはOODAが向いている

要するに、PDCAを回す中で、OODAを回していくイメージとなります。流れが早い今の時代、私たちのような小さな事業だからできることです。

インターネットのない時代、発売当日にならないと売れるか売れないかわからなかったと書きました。それもマス広告では顧客の反応がわからなかったからです。

今はSNSを使い、顧客の反応がわかるようになりました。ローンチする前にSNSで反応を確認しながら改善したり、場合によっては取りやめることもできるようになったのです。

なので冒頭に書いた「ちゃんとしてから」販売したり募集をしたりするのは、インターネットがない時代のように、むしろリスクが高い。

見切り発車で動いた方が、「頑張って準備したのに出してみたら全然売れなかった…」となってしまう可能性を低くすることができるとおわかりいただけますでしょうか。

チラ見せしてみる。予告をしてみる。顧客の反応を見ながら判断し、動いて行った方がリスクが少なくて済むのです。

真面目な人ほど「ちゃんとしてから」になりますが、時代の流れは早いです。今需要があるものでも数か月後には需要がなくなっていることだってあります。思いついたら反応を見ながら進めてくださいね。

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増田恵美

WEBマーケティングセミナー、SNSマーケティングセミナー講師。 WEBマーケティングコンサルタントとして活動中。WEBを活用したデジタルマーケティング、検索に強いサイト作り、売り込まなくても喜んで買ってもらえる仕組み作りを得意としている。女性心理のツボを突く集客で好評をいただいております。

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