個人事業の屋号の決まりとSEOや法人化も考えた屋号の付け方

開業届を出すのに屋号は必要ないとか、屋号を変えても手続きはいらないとか。実は知らないことだらけではないでしょうか。ずっと使ってきた屋号で法人化しようとしたら商標登録されていて使えなかったという例もあります。後からしまった!にならないように、屋号についての知識と、どんな屋号を付けたらいいのかをまとめてみますね。

個人事業の屋号について

屋号とは

屋号、家号(やごう)とは、一門・一家の特徴を基に家に付けられる称号のことである。日本、ヨーロッパにおいて使用されている例がある。日本の場合、家紋のように屋号を記号化・紋章化した屋号紋を指すこともある。また、前述の本来の屋号から派生して企業や店の名称などを屋号と呼ぶ場合もある。
Wikipediaより引用

会社の会社名にあたるものですが、会社の場合、会社と個人は別。個人事業は屋号をつけても個人です。契約や収入など、屋号が書いてあっても個人となります。

屋号は付けなくてもいい

屋号は必ず付けなくてはならないものではありません。付けないで個人名だけで活動しても良いのです。開業届けを出す際に屋号の記入欄がありますが、記入しなくても構いません。

私の経験では、いざという時にのために付けておく。必要であれば商号登記や商標登録もしておくといいかなと思っています。

屋号を変更しても届け出の必要はない

いつ変更しても構いません。変更しても手続きは必要なく、次の確定申告時に新しい屋号を記入すれば大丈夫です。

屋号は複数付けてもいい

屋号は1つだけではなく複数付けても構いません。複数の事業をやっていたら事業ごとに屋号を変えてもいいのです。既に有名な個人であれば〇〇事務所のような氏名の入った屋号もありですよね。その下に事業ごとに屋号を付けられます。ただし確定申告はまとめてになります。

屋号で銀行口座も作れるメリット

屋号をつけると屋号+個人名の銀行口座を作ることができます。事業用のお金を個人のお金と別に管理できますね。

法人だと思わせる屋号はNG

〇〇会社や〇〇コーポレーションなどを付けることはできません。

どんな屋号を付ければいいのか

では実際に屋号を付ける際に、どんな屋号にすれば良いのでしょうか。SEOを考えたり、将来法人化したりを考えたときに困らない屋号の付け方についてです。

オリジナルで覚えやすいもの

検索してみて人と被らないオリジナルにしましょう。女性は「フランス語で〇〇という意味です」のように素敵な屋号にこだわる人が多いのですが、素敵より覚えやすいものにしましょう。

オリジナルだからといって、高島さんが苗字に屋を付けた屋号にしたら百貨店と同じになってしまいますよね(笑)大手企業と誤認される屋号は法律的にもまずいので避けましょう。

事業内容がわかりやすいもの

必ずしも事業内容とマッチさせる必要はありませんが、〇〇食品、〇〇フォトスタジオなどにすると、事業内容がわかりやすいです。

同業他社と被らないもの

どうしても屋号は被りやすいです。他業種と被ってしまう場合、間違えて行ってしまうことはないと思いますが、同業他社と被ってしまった場合は、間違えて行かれてしまう可能性もあるので、被っていないか調べましょう。

SEO対策も考慮する

地名と何をやっているかわかりやすい屋号にしておくとSEOとしても効果が出ます。例えば「東京〇〇書道教室」「渋谷〇〇ヨガスタジオ」という屋号なら、「東京 書道教室」「渋谷 ヨガ」で検索されて表示されますよね。

独自ドメインも調べておく

屋号と独自ドメインが同じだとわかりやすいのですが、既に独自ドメインを取られている場合もあります。特に将来法人化を目指しているなら、そのドメインが残っているか調べてから屋号を決めた方がいいかもしれません。

商号登記、商標登録

法務局で商号登記をしておくと同一所在地に同一商号は使えなくなります。直ぐそばに同じ屋号が出店したとしても法的に守られるのです。同一地域にライバルが同じ名前で出店しそうなら、商号登録をしておいた方がいいかもしれません。

商標登録は特許庁で行います。既にその名前で商標登録がされていたらできませんので事前に調べておきましょう。商標登録されているかはこちらで調べられます。

商号登記は、地域内だけで有効ですが、商標登録は地域に関係なく、日本中で有効な登録です。将来法人化を考えているなら、商標登録までしておいた方がいいかもしれませんね。

ABOUTこの記事をかいた人

増田 恵美

【学芸会で終わらないビジネスを作る】をモットーに、セミナー講師、コンサルタントとして活動中。Webを使った集客、検索に強いサイト作りを得意としている。女性心理のツボを突く集客で好評をいただいております。