公開日 2019年4月13日 最終更新日 2019年4月13日
あの人は直ぐに売れるようになったのに、私はなかなか売れない。そんなことで悩んでいませんか? 起業をする、何かを販売するのに向いている向いていないはあると思っています。向き不向きというより、これまでの経験に左右されていると感じます。ご自身の持つ2つの遺伝子と恋愛経験をチェックしてみてください。
生まれ育った環境の遺伝子
この世に生を受けて触れる世界。生まれ育った環境は大きい。商売人の家に生まれ育った人はそれだけでアドバンテージがありますというのは今までもお伝えしてきました。商売をやっている家に生まれ育つと、小さい頃から商売人としての英才教育を受けているようなもの。
ここで「経営者」という言葉を使わないのは、企業の社長でも、雇われ社長では違うんですよね。サラリーマン家庭は、いただくお金がお給料。人様からお金を受け取るということに慣れていないから、お金をもらうことが悪いことのように捉えている人がいるのです。 私は商売人の家で育ち、親戚一同サラリーマンがほとんどいない家系で。父も事業をしていたので、小さい頃、コタツの中に足を入れたら何かある。見てみたら100万円の束だったとか、米びつの中からビニール袋に入った100万円の束が出てきたりとか、それが普通という家で育ちました。人の出入りも激しかった。取引先、銀行、計理士さんなどいつも家には人が来ている環境でした。 小さい頃から、儲かってるところを見せてはいけないとか、お客様が他のお店にいるのを見たら気付かないふりをしろとか、誰がお客様になるかわからないから挨拶はしておけとか、普通に仕込まれました。 話が逸れましたが。
商売をしている家庭に育つと「売る」とか「お金をもらう」ということに抵抗がない。そのような家庭で育った人は自然に触れられる環境にいたので、どうしたら「売れるのか」を考える力が自然と身についているように感じます。
社会人としての最初の遺伝子
ある企業の社長が、「女性は最初に就いた仕事の遺伝子が結婚した後も残っている」というようなことを言っていました。なのでここも遺伝子という表現を使います。
初めて勤務したのが銀行なら銀行員の遺伝子、ナースならナース、営業職なら営業。これは40代、50代になっても変わらない。少し話すとわかると。 最初に勤めた会社というのは、生まれて初めて出た社会で触れる世界なので、そこで仕事というのはこういうものだと刷り込まれるものなのかもしれません。 私は営業経験がある人は強いということを以前から言っていますが、女性で営業経験がある人は少ないです。販売経験があるないでもかなり違います。要するに「売る」という経験をしたことがあるか。 オフィスで事務職しか経験がない人は、与えられた仕事をキチンとこなすことができるんですよね。それはそれで素晴らしいことです。しかし、何かを達成するのに、それに向かって何をしていったらいいかを考える力が足りないと感じています。小さなビジネスでも経営です。言われたことをやって「終わりました!次は何をすればいいですか?」指示がないと動けないのでは経営できません。
恋愛経験
恋愛経験はどれくらいありますか?過去の恋愛を振り返って、勝率はどれくらいだったでしょうか(笑)
恋愛は駆け引き。人と人のコミュニケーションですよね。自分を気に入ってもらうために相手に合わせる。相手の趣味に合わせて、好きでもない野球を勉強するとか、相手が好きそうな服装をするとか、相手に合わせていませんでしたか? そして選んでもらうために努力をしたはずです。何もせずに選ばれるのは才色兼備の絶世の美女くらいでしょう。今の若い世代は女性が男性を選ぶらしく、男性が努力するそうですが(笑) 恋愛中は、いつもいつも相手の気持ちを考えてましたよね。こんなに連絡したらしつこく思われるかなとか、どんな服装が好きなんだろう、どんな映画が好きなんだろう。会話をしながら相手の気持ちを常に読み取ろうと努力する。プレゼントするにも、何をプレゼントしたら喜んでもらえるんだろうと必死に考えたのではないでしょうか。 これは商売にも通じることで、常に相手の気持ちを読み取ろうとする、相手の好みを考える、気に入られようと努力をする。恋愛上手な人は普通にできるかもしれないです。
遺伝子がなくても恋愛上手じゃなくても大丈夫
ここまで読んでチェックした結果はどうだったでしょうか。 商売人の家庭で育ってないし、事務職しかしたことがないし、恋愛経験もほとんどないしとガッカリしないでくださいね。ただ、遺伝子や恋愛上手だった人と比べてスタートラインが違うということを理解してください。そうすれば「なぜあの人は」「なのに私は」がなくなると思います。 少しでも早く追いつこう! 生まれ育った環境に商売がない人は、お金をいただくのは悪いことではない。「売る」「お金をいただく」ことに慣れること。 社会人として売る仕事の遺伝子がない人は、与えられた仕事をこなすのではなく、「どうしたら売れるか」を常に考えて自ら動くこと。 恋愛経験が少ない人は、相手の気持ちを考える、相手の気持ちを読み取る、どうしたら気に入ってえらんでもらえるかを考えて、選ばれる努力してください。 スタートラインが違うのですから、時間がかかって当たり前だし、数倍の努力も必要でしょう。「あの人は三か月で売れるようになったのに」と不貞腐れることなく、最短で追いつけるように頑張って!