公開日 2025年11月14日 最終更新日 2025年11月14日

「ブログへの流入元にAIが加わった」
「ChatGPTの紹介でお客様が来てくれた」
そんな話を聞いて、アメブロを書いているけどAIに拾われるのか?
不安になっている方もいらっしゃると思います。
結論から言うと、アメブロはAIに拾われにくい構造です。
AI検索(ChatGPTやPerplexityなど)は、オープンなWebサイトのHTML構造を読み取り、信頼できる情報源として引用します。
アメブロは誰でも読めますが、サイト構造上AIが本文を特定しにくい仕組みになっています。
広告やスクリプトが多く、どこが本文かをAIが判断しづらいため、情報として正しく解析・引用されにくい傾向があります。
AI時代の発信では、「誰が」「どこで」「どんな構造で」発信しているかが重要。この記事では、アメブロを続けている人がAIに拾われる発信に変えるための戦略を解説します。
なぜアメブロはAIに拾われにくいのか
① ドメインが共通で“個人の信頼スコア”がつかない
アメブロのURLはすべて https://ameblo.jp/ユーザー名/entry-xxxx.html という形式。
つまり、すべてのブログが「ameblo.jp」という同じドメインの下に存在しています。
AI検索やGoogleは、記事を「誰の所有ドメインで発信しているか」で信頼性を判断します。
このため、アメブロでは“あなた個人の専門家としてのスコア”が付きにくいのです。
② 構造化データ(Schema)が使えない
WordPressや自社サイトでは、検索エンジンやAIが理解できるように構造化データ(Schema)を埋め込めます。
これにより「著者」「日付」「カテゴリー」「FAQ」などをAIが認識できます。
しかしアメブロでは構造を編集できないため、AIから見ると“どこが本文なのか”を特定しづらくなります。
③ 広告やナビゲーションが多く本文が埋もれる
AIは、記事本文と広告・リンクを分けて解析します。
アメブロは本文の前後に多くの広告やナビゲーション要素があり、AIが「どこまでが本題なのか」を理解しにくい構造です。
結果として、内容が評価されにくく、引用対象から外れる傾向があります。
WordPressがAI時代に有利な理由
① 独自ドメインが“信頼の証”になる
WordPressで独自ドメイン(例:https://masudamegumi.com/)を持つことで、AIは「この人の情報はこのサイトの責任下にある」と認識します。
AIは「信頼できる発信源」を優先して引用するため、独自ドメイン=AI時代の名刺といえます。
② 構造化データでAIに理解されやすい
WordPressでは、プラグインを使うことで、自動的に構造化データを挿入できます。
これにより「誰が書いた記事か」「どんなテーマか」をAIが正確に認識できるようになります。
③ 長期的な“情報資産”として蓄積される
アメブロはプラットフォームの変更やアカウント停止で記事が消えるリスクがありますが、
WordPressの独自サイトはあなたの財産です。
AI時代では、継続的にAIが読み続ける情報資産を持つことが最も大切です。
アメブロユーザーが今すぐできる3つの対策
① アメブロから自社サイトへリンクを貼る
アメブロの記事末尾に、「詳しくはこちらの公式サイトで解説しています」などのリンクを設置しましょう。
これにより、アメブロからWordPressへの導線を作れます。
② アメブロ記事をWordPressに転載・再編集する
人気のアメブロ記事を、見出しを整理してWordPressに転載(または要約)します。
同じ内容でも、構造化されたページにすることでAIが読み取れるようになります。
転載時は「この内容はAmebaブログで人気だった記事を再編集したものです」と記載する、もしくはアメブロの前半部分だけ残して、WordPressブログに誘導する形を取れば、重複リスクも回避可能です。
③ 著者情報と肩書きを統一する
アメブロ・WordPress・SNSのプロフィールを同一にすることで、AIが「同一人物」と判断しやすくなります。
たとえば、「株式会社オフィス凛 代表/超・顧客視点のWEBマーケティングコンサルタント」を全媒体で統一しましょう。
「SNS→ブログ→AI引用」の流れを作る
アメブロやInstagramでの発信は共感を生み出す場として機能します。
その上で、AIに拾わせたい内容はWordPressやnoteなど公開構造のブログにまとめるのが最適です。
AIは「誰が何をどこで発信しているか」を横断的に参照するため、
SNS投稿をブログに再構成しておくことで、AI検索の土台を作れます。
まとめ:アメブロを活かしながらAIに拾われる発信へ
- アメブロは構造的にAIに拾われにくい
- WordPressは信頼性・構造化の両面でAI時代に強い
- アメブロ→公式サイトへの導線を作れば両立できる
アメブロをやめる必要はありません。
大切なのは「AIに拾われる形」に整えること。
アメブロで共感を育て、WordPressで知識を資産化し、AI検索で“引用される発信者”へ。
AI時代の発信は、ツールではなく構造で差がつきます。
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著者プロフィール:
増田恵美(ますだめぐみ)/株式会社オフィス凛 代表。
女性起業家のためのビジネス戦略コンサルタント。
SEO・SNS・AIを活用した“仕組み化マーケティング”で、月商30万円から年商1000万円を目指す女性起業家を多数支援。
独自メソッド「逆転の仕組み化戦略」やオンラインサロン「Re Bloom・・・」を主宰。



