ソーシャルメディア マーケティング 集客

SNS集客に頼ってはいけない3つの理由

公開日 2022年1月7日 最終更新日 2022年1月7日

「〇〇(インスタやフェイスブックなどのSNS)からお客様が来てくれているので」
「ブログを書くのが苦手なので、〇〇(SNS)だけやっています」

ブログは書いていない、ホームページも必要ないと思われている方もいらっしゃいます。

ウェブサイト(ホームページやブログ)とSNSではそもそも役割が違います。SNSだけ集客に頼るのが危険な3つの理由を書きますね。

ブログとSNSの違いは会員登録

ブログとSNSの違いをご存知でしょうか。ブログとSNSの一番の違いは見え方です。

総務省のウェブサイトより引用します。

ブログの仕組み

ブログは、自分の考えや社会的な出来事に対する意見、物事に対する論評、他のWebサイトに対する情報などを公開するためのWebサイトのことです。当初は、個人サイトで利用されていましたが、最近では企業でも自社の情報を公開したり、新しい商品やサービスの情報を公開したりする場合に利用されることが増えてきました。基本的に、ブログはこれまでのホームページを公開する技術をそのまま利用しているため、閲覧する側は通常のWebブラウザだけで見ることができます。

総務省 ブログの仕組みより引用

SNSの仕組み

 SNSは、ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)の略で、登録された利用者同士が交流できるWebサイトの会員制サービスのことです。友人同士や、同じ趣味を持つ人同士が集まったり、近隣地域の住民が集まったりと、ある程度閉ざされた世界にすることで、密接な利用者間のコミュニケーションを可能にしています。最近では、会社や組織の広報としての利用も増えてきました。

総務省 SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の仕組みより引用

ブログやホームページ(ウェブサイト)はWEBブラウザだけで見ることができます。世界中から閲覧可能なものとなります。

対するSNSは会員制サービスで、登録した利用者同士が交流できるサービスとなります。アカウントを持っていないと閲覧すらできない場合があるのです。

例えば私のリンクトイン。https://www.linkedin.com/in/masudamegumi/

上のリンクをタップorクリックして見ることができますか?

リンクトインにアカウントをお持ちの方はご覧になれると思いますが、アカウントがない方はログインや新規登録を求められませんでしたか?(リンクトインをお使いの方は少ないので例として使いました)

これがSNSなのです。

フェイスブックのアカウントを持っていないとフェイスブックの投稿は見ることができません。ログインを求められます。同じようにインスタグラムのアカウントを持っていないとインスタグラムの投稿を見ることができません。

インスタグラムの投稿を、シェア機能を使ってツイッターに流しても、ツイッターユーザーでインスタグラムアカウントを持っていない人は見ることができないのです。フェイスブックの投稿も同じです。

なので面倒でもそれぞれに投稿をした方が良いのです。

企業のホームページ(ウェブサイト)はアカウントをもっていないくても見ることができますよね。

誰でも見ることができるのがホームページやブログ、会員登録をしないと見ることができない可能性があるのがSNSです。

SNSは過疎化したら集客できなくなる

使用するSNSは、あなたの未来のお客様が使っていそうなものを使っていますか?「●●さんが使っているから」あなたが使うべきSNSはお友達と同じとは限りません。

あなたが使うべきSNSをチョイスするためには、それぞれのSNSのアクティブユーザー数、使っている年齢層や性別などについて、常に最新情報を知っておくことも大事ですね。

アクティブユーザー数が減ってきたら、そのSNSは過疎化します。知ってもらえる可能性が低くなります。

今現在SNSからお客様が来てくださっているとしても、この先ずっとそのSNSで集客できる状態が続くとは限らないのです。

なので複数のSNSを同時に使っておくことも大事となります。1つが過疎化しても他のSNSで持ち堪えることができますので。複数のSNSを育てておいてください。

SNSは育てるのに時間がかかります。過疎化して「ヤバイ」となってから他SNSを育てるのでは間に合わないのです。

指名検索されたときのためにウェブサイト(ホームページ)は必須

SNSで知ってくれた人をホームページに誘導する以外にもホームページは必須です。

なぜかというと、SNSで知ってくれた人が検索をするケースが多々あるからです。

「こんなお店があるんだ」「こんな商品があるんだ」テレビやSNSユーザーの投稿で何かを知って、検索をして探すことはありませんか?

私はよくやります。SNSで繋がっている人が行ったお店の名前で検索をしたり、買った商品に興味を持って検索をしたりします。

これが指名検索です。

テレビ番組で取り上げられた商品は、一気に多くの人が検索するので、閲覧できないくらいにアクセスが集中することがあります。

指名検索されたときにSNSしかない、ホームページがないのは致命的ですよね。そのSNSにアカウントを持っていないと見ることができないかもしれないのですから。

「どこにあるの?」「どうやったら買えるの?」興味を持った人は検索をします。自分の投稿やユーザーの投稿で知ってくれた人のためにもホームページは必須なのです。

また、投稿が流れていってしまうSNSはフロー型のメディア。

自分が投稿したSNSの投稿であっても「2年くらい前に投稿したんだけど」と探すのは大変です。当然お客様は古い投稿に遡って見てくれるとも思えません。

SNSだけではメニューや価格もわかりにくいのですよ。DMでお問合せがあったら教えるという人もいますが、自分がお客様ならそこまでしますか?

「聞いてみて思っているより高かったらどうしよう」断りにくくなるのでお問合せできないかもしれません。

※SNSのDMでお申込みや個人情報をいただくのは通信販売法、個人情報保護法に抵触する可能性もあります

まとめ

以上がSNS集客に頼ってはいけない3つの理由です。

そもそもホームページやブログとSNSでは役割が違うということを理解してください。そのSNSに会員登録していないと見られないものもあるのです。SNSはユーザー間の交流にしかすぎません。

ウェブサイトは蓄積されるストック型のメディア。メニューや募集中のイベント情報など、必要な情報を見やすく整理して置いておくことができます。

SNSは見かけてもらい知ってもらう場所。知ってもらい興味を持ってくれた人をウェブサイトへ誘導する、指名検索された時のために使いましょう。

今はホームページとブログを別にする必要はありませんよ。ブログ更新型のホームページが主流です。それもトップページだけではなく、記事からの流入も狙えるからです。

「そんなことあるの?」と思う方もいらっしゃると思いますが、実はトップページに着地することの方が少ないです。検索からの流入はブログ記事。

あなたが何かを調べていて着地するのは、ほぼほぼブログ記事ではありませんか?

ここで1つ経験談を入れておきますが、私が法人を立ち上げたとき、税理士を探していませんでした。たまたま印鑑のことを調べていて着地した税理士事務所と顧問契約を結びました。

未来のお客様は「東京 税理士」で検索する人だけではないということ。税理士を必要としているお客様が何に困って検索するかを予想して記事を置いておくことです。

それをあなたのブログで行ってくださいね。

SNS集客だけは危険ですよ。

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増田恵美

WEBマーケティングセミナー、SNSマーケティングセミナー講師。 WEBマーケティングコンサルタントとして活動中。WEBを活用したデジタルマーケティング、検索に強いサイト作り、売り込まなくても喜んで買ってもらえる仕組み作りを得意としている。女性心理のツボを突く集客で好評をいただいております。

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