公開日 2022年4月27日 最終更新日 2022年4月27日
ホームページやブログのタイトル、ホームページやブログ内の文章、キャチコピー、ありとあらゆるところで出てくるのが以下のような言葉です。
- あなたらしく輝く
- 自分らしく生きる
- なりたい自分になる
- 自分史上最高になる
みんなが使っているありふれた言葉はユニークではない
USPを書き出してもらうとよく出てくる言葉でもあります。ホントよく見かける言葉ですので、ありふれているので全くユニークではないのですよ。
バリエーションとして「自分らしく輝く」「あなたらしく生きる」など、入れ替えたものもあります。合体させて「自分史上最高の自分になる」などもありますね。
使いがちな職種はサロン、コーチ、コンサル、スピリチュアルなど、結構幅広いです。
ふんわりとして何をしてくれるかわからないので「自分らしく生きる」「あなたらしく輝く」など、使用禁止にしたいくらいです。
仕事とは「不」の解消ですがふんわり言葉は何も解消していない
誰かの「不」を解決したり、解消したりするのが仕事。対価としてお金をいただきます。「不」とは不安、不満、不具合、不便などなど。
誰かが抱えている問題を解決することがお仕事となります。
お困りごとを解決してあげることで「ありがとうございました」とお金を支払ってくれるのですね。何も解決や解消しないのは仕事になりません。
それもお金を払ってまで解決したいものとなります。
女性起業家の中には、自分の経験から転ばぬ先の杖を提供しようという人がいます。
- 子育てでこんな大変なことがあったからそうなる前にやれることを教えたい
- 更年期で大変な思いをしたから更年期に入る前にしておいてもらいたいことがある
- 介護生活に入って大変だったから介護生活に入る前にやっておいてもらいたいことを伝えたい
その気持ちはよーくわかるのですが、あなたが大変になってから解決策を探したように、大変な状況になってから解決策を探す人がほとんどなのです。
そうなる前の段階の人はまだ他人事なので「そうなる前にあれやって、これやって」はスルーです。ところがいざ自分事になると「誰か助けて」になります。
転ばぬ先の杖を差し出したところでスルーされるのは、人は痛い目に合わないと行動を起こさない。自分事にならないと行動をしないのです。
あなたのスキルで誰のどんな不を解消できますか?
何らかの不を解消した結果、自分らしく輝いたり、その人らしく生きられるようになるかもしれません。段階としては第二段階で結果論なのです。
「自分らしく生きる」や「あなたらしく輝く」では何を解消してくれるのかわかりません。町中に「自分らしく輝く」と書いてある看板を見て入りますか?って話です。
この記事の冒頭で、使いがちな職種はサロン、コーチ、コンサル、スピリチュアルなど幅広いと書きました。それだけ応用が利く言葉だということです。
結果論だとも書きましたが、「何を解決してその結果を得られるか」を考えることです。
「誰に」「何を」「どうやって」売るかの「誰」の部分。「誰のどんなお悩みでも解決できます」は誰にも響きません。
あなたの人生経験やこれまでの学びで「誰の」どんなお悩みを解決できるのか、他社(他者)との違いは何なのかを考えてみてください。
先にあなたのスキルで誰のどんな不を解消できるのかを考えなくてはなりません。それがターゲットとなり、あなたの強みとなります。
子育てに悩んでいるママなのか、更年期世代特有の悩みを抱えている女性なのか、介護生活でどうしようもなくなっている人なのかです。
どんな人のお悩みを解決できるかの所で威力を発揮するのが、あなたのこれまでの人生経験なのですよ。
子育てに苦労した経験があるから助言できます。更年期で大変な思いをしたから乗り越える知恵があります。介護生活を経験したからこそ知っていることがあります。
誰のどんな不を解消できますか?
まとめ
自分らしく輝いたり、その人らしく生きられるようになったり、なりたい自分になれるのは抱えている問題を解決した結果です。
ふんわりとした言葉を使わずに、あなたのスキルで誰のどんな不を解消できるのか言語化しましょう。
その上であなたが取れる独自のポジションを見つけてくださいね。
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