公開日 2019年4月19日 最終更新日 2024年11月6日
アメブロを書いていて、「記事数よりインデックスされている数がメチャ少ないんです」よくある話です。
皆さん自分のアメブロのインデックス数を調べてショックを受けるのです。
私自身も、ワードプレスで書いた記事はほぼインデックスされるのにアメブロはそうでもない。
その結果、ほぼ毎日更新しているアメブロと、2016年から数年放置、その後月に数回しか書かないこのワードプレスとアクセス数が変わらないというのも実感しています。
その理由は「アメブロがダメなんじゃないか」でしたが、なぜ「アメブロがダメ」なのかという理由がある記事を読んで理解できました。
アメブロがクロールとインデックスをコントロールしていたんですね。
アメブロはクロールとインデックスをコントロールされている
「アメブロ商業利用解禁。SEOってどうなの? 相性の良いジャンルは? 検索で上がってくるのか聞いてみた。」
この記事はアメブロの運営元サイバーエージェントのお二人のインタビュー記事です。
そこでアメーバがスパム対策として、クロールとインデックスをコントロールする判定器を使っているとおっしゃっています。
具体的にはクローラーをスパムに回さないために、品質フィルタリングというものをしています。投稿された記事に対して判定器が動いて、コンテンツの品質を何段階かに振り分けます
質の高いコンテンツを検索結果の上位に表示させるために、コンテンツの良し悪しを判定するアメブロ独自の判定器があって、スパムはクロールさせていない。
きっとスパムでなくても質の低いコンテンツと判断されたらクロールされないのでしょう。
健全なビジネスユーザーであれば、「私はスパムじゃない」と誰もが思いますよね。
スパムだけではなく、何段階かに振り分ける中で、自分の評価が低い可能性があるわけですよ。
Googleの定めている品質評価ガイドラインを理解している一般ユーザーに、URL単位でページを見てもらい、品質評価テストを行う。
その結果を機械学習させることで、コンテンツの良し悪しを判定しているそうですが、この方法だと一般ユーザー受けが高いジャンルが高評価になりかねないと感じました。
確かに私のブログでも、コスメの紹介やお店の紹介は直ぐにインデックスされます。
逆にコアな人に向けた専門性が高いジャンルほど評価されない可能性があるのではないでしょうか。
アメブロで検索上位になりにくいジャンル
アメブロで検索上位になりにくジャンルについても書いてあります。
あとはコンテンツによります。たとえば、高いE-A-T(Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性))が求められる、医療コンテンツやニュース、科学的コンテンツ、財務、法律、税務に関する領域に関しては、上がりづらいと言えます。
また
かつては、医療関連のコンテンツも相性が良かったんですが、YMYL(Your Money or Your Life) の観点から上がりづらくなりましたね。
専門性、権威性、信頼性が求められるジャンルは上がりにくい。
これは私も実感しているものです。
世間でも権威がある肩書きの人。
「え?〇〇なのに無料ブログなの?」と思われる職業の人っているでしょ?学者、弁護士、医師などかな。
それから先程書いたように必要な人は限られている、一般受けしないジャンルの人は、残念ながらクロールやインデックスをコントロールされている可能性だってなくはない。
アメブロで検索上位になりやすいジャンル
次にアメブロで検索上位になりやすいジャンルについてです。
ファッション関連のコンテンツは相性がいいと思います。たとえば、プチプラファッション(リーズナブルな価格帯の服)とかでしょうか。かつては、医療関連のコンテンツも相性が良かったんですが、YMYL(Your Money or Your Life) の観点から上がりづらくなりましたね。YMYL領域でも、医療の専門知識を調べる以外の検索意図がある場合、たとえば、「○○闘病記」といった患者さんによる体験記であれば、キーワードによっては検索上位表示されることもあります。とはいえやはり、ブログサービスのドメイン名ごとに持っている特徴はあると思います。
これも実感できています。
ファッション系のクライアントには、「ファッションなら人気が出るはずだから」って言うくらいのジャンルです。
なので、ファッション系でアメブロを書いていて、「私はこんなに人気ブログになったからアメブロを教える」みたいな人もいますけど、いやいや、それはファッションだからで、職業によってで、みんながそうはならないから!なのです。
アメブロが無理なら最初から独自ドメイン
このインタビュー記事を読んで、今まで何故なんだろうと思っていたことが腑に落ちました。
専門性が高いジャンル、医療系や健康系ジャンルのクライアントには、とにかく早めにワードプレスなどで独自ドメインのウェブサイトを作らせていたのですが、正しかったなと。
何度かお伝えしてきているように、誰でもアメブロを使えばいいってもんじゃない。
専門性、権威性、信頼性が必要なジャンル、医療系のジャンルの方は、アメブロで上位表示を狙っても厳しいのです。
アメブロをSNS的に使ってウェブサイトにアクセスを流すのは良いですが、上位表示を狙うサイトとして使うのは諦めて、早めに独自ドメインのサイトを育ててください。
アメブロでSEOするなら
このインタビュー記事、後半に良いことが書いてありました。
アメブロをビジネスユースして自分のビジネスに繋げようとしている方は、ここをしっかり読んでくださいね。
個人のアメブロでよくあるのが自分の伝えたいことだけを発信してしまうケースです。日記をオンラインで公開しているという「普通のブログ」として、活用しているのであれば問題ありません。しかし、自分以外の第三者に向けて、情報を発信しているブログを運営しているという場合はダメです。「検索者がどういう情報が欲しいのか」ということを考えてコンテンツを作らなければSEOでは上がりません。ビジネスでブログを利用しようとする場合、自分が伝えたいことを伝えるだけではなく、検索者が欲しい情報を出してそこからビジネスにつなげるということが大事です。