ブランディング

女性起業家が勘違いしているブランディング

2020年2月23日

公開日 2020年2月23日 最終更新日 2020年10月15日

今日は起業する女性が勘違いをしているかもしれないブランディングについてです。

あなたが教えられたブランディングは間違えたブランディングかもしれません。ブランディングは手段であって、目的ではないのです。

ブランディングとはブランドの価値を上げていくこと

以前、YouTubeにアップした動画があります。『女性起業家が勘違いしているブランディング』

間違いだらけのブランディングを教えられてきている人がいるので動画にしました。

この動画をご覧になった方から
「え!〇〇のブランディングでいこう」と言われました。〇〇は見た目です。見た目もブランディングの中の1つではありますが、例えば「いつもピンクを着ているブランディング」とか「帽子を被るブランディング」そこじゃないんですよね。

ブランディングは手段です。

自分のブランドとしての価値を上げるのがブランディング。動画の中でお話をしていますが、私なら増田恵美ブランドの価値を上げていくことです。

見た目で目立つことだけの間違えたブランディングを習った人が、その間違いだらけのブランディングを伝える。そのまま脈々と伝え続けられているのかもしれません。

整理収納アドバイザーがわかりやすい

ブランディングは、『自分がどこを目指すのか』から考えるといいかと思います。

プロフィール写真撮影会の際、衣装の相談にも乗っていますが、わかりやすい例として出すのが整理収納アドバイザーです。

整理収納アドバイザーでも、お客様のお宅に行ってお片付けをする仕事をメインにやっていきたい人、企業・団体向けにセミナーをメインでやっていきたい人。

同じ整理収納アドバイザーでも、『どこを目指すのか』が違う、振り幅が大きい職業なので分かりやすいのです。

お客様のお宅に伺う仕事をしたい人であれば、いつもお客様のお宅に行くときに着用する服の綺麗目。白シャツにエプロンで、薄化粧に見える厚化粧(笑)で撮ってもらいます。

企業向けのセミナーを中心にやっていきたい整理収納アドバイザーなら、キチンと見えるジャケットスタイルで、小ぶりなアクセサリー。しっかり目なメイクでも大丈夫です。

お客様のお宅に伺いたい整理収納アドバイザーが、ばっちりメイク(濃い顔の人は特に要注意)でロングヘアの巻き髪、華やかなスーツにコテコテのアクセサリーを付けているプロフィール写真では、「え…この人がうちに来るの?ないわ~」になるでしょう。

本物のプロのヘアメイクさんであれば、その人の職業に合ったヘアメイクをしてくれます。

清潔感が必要な職業の人…整理収納アドバイザー、施術系のサロンなどは、1時間かけて高度なテクニックで薄化粧に見えて綺麗に仕上げてくれるんですよ。

ここでブランディングがわかっていない人は、「なんでもっとバッチリメイクにしてくれないんだろう」と感じるかもしれません。職業が違う前後に撮影した人はバッチリメイクですもんね。

基準は、『お客様からどう見えるか』『仕事を依頼したくなるか』で、その人が美しく見えるのは次元が違う話。

もし、清潔感第一の仕事をしている人が、バッチリメイク、華やかな衣装で撮りたければ、別な機会に、仕事では使わない、プライベートユース用に撮影することをお勧めします。

私はセミナー講師、コンサルタントとしてお仕事がいただけるように、間違えてもノースリーブワンピースでプロフィール写真を撮ったり、私って綺麗でしょ的な自撮りをアップしたりはしません(笑)

信頼される発信をすることもブランディング

プロフィール写真だけじゃないですよ。ブランディングで大切なのは、日々の発信もでしょう。

何年か前のキラキラ起業ブームの頃に、ホテルのラウンジで自撮りをアップしている方がいましたよね。あれもブランディングの意味を間違えていたのかもしれません。

●お客様のお宅に伺う整理収納アドバイザーであれば、「この人ならうちに来てくれてもいいわ」と思われる発信。

●小さなお子さんがいるママ向けの仕事であれば、小さなお子さんがいるママが見て「この人なら大丈夫」と思われる発信。

●施術系のサロンであれば「この人なら私の体に触らせてもいい」と思われる発信。

●子供向けの先生(ピアノの先生とか)であれば、「この先生にならうちの子を預けられる」と思われる発信。

要するに『信頼を得られる発信』なんですよ。

飲み歩いている先生に、子供を預けたくないですよね。お客様の悪口を書いている整理収納アドバイザーに来てもらいたくないですよね。汚い身なりのサロンオーナーに自分の体を触ってもらいたくないですよね。

信頼される発信をすることもブランディングです。

ブログやホームページのデザインだってブランディングの一部

ブログやホームページのデザインもブランディングの一部です。

信頼されなければ仕事を依頼されない仕事なのに、可愛らしいメルヘンの世界のようなデザインとか。子供相手の仕事なのにモノトーンのカッコいい系のデザインにしてしまうとか。

自分の好みで決めるのではなく、トンマナを合わせるだけでもなく、ここでもお客様からどう見られたいかを意識してください。

色によって受ける印象は変わりますので、その辺も考慮して決めるといいですね。

お堅い職業だけど、ピンクでお花が満載のデザインにしたかったら、趣味のブログをそういうデザインにしてください。お仕事用のサイトは、自分の好みより、お客様からどう見えるかが優先です。

〇〇さんなら間違いない!と仕事を依頼されるブランディングを!

以前、プロフィール写真撮影会で「どんな顔をしたらいいかわかりません」と言った人に
「どう見られたいかだ」とカメラマンが言いました。

まさにこれなんですよ。

可愛い自分なのか、カッコいい自分なのか。
頼り甲斐がある自分なのか、優しい自分なのか。
色っぽい自分なのか、小悪魔的な自分なのか。←女性相手の仕事でこれはないです。

女性客相手なら、色気や甘ったれた上目遣いの人に、仕事頼まないもん。反感を買う恐れもあるので却下です。

WEBでの発信、プロフィール写真、ブログやホームページのデザインまで、総動員で、あなた自身のブランドの価値を上げていくのがブランディングです。

価格勝負になったら、大企業に敵いません。個人のビジネスであれば、自分自身の価値を上げていくこと。

エルメスの革なら間違いない。
シャネルの生地なら間違いない。
ルイヴィトンの旅行鞄なら間違いない。
価値ある商品は高くても買いますよね。

そのブランドに価値がありますので、高くても購入しますし、ラグジュアリーブランドになったらバーゲンセールはしませんよね。

あなたのサービスなら間違いないと信頼されるようになれば、口コミやご紹介が起きてきます。

あなたのお客様に「〇〇さんにお願いすれば間違いない!」となるように。信頼される、あなたの価値を上がるためのブランディングをしていってください。

 

 

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増田恵美

WEBマーケティングセミナー、SNSマーケティングセミナー講師。 WEBマーケティングコンサルタントとして活動中。WEBを活用したデジタルマーケティング、検索に強いサイト作り、売り込まなくても喜んで買ってもらえる仕組み作りを得意としている。女性心理のツボを突く集客で好評をいただいております。

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