公開日 2020年12月30日 最終更新日 2020年12月30日
USPって聞いたことがありますか?
USP(ユニーク・セリング・プロポジション)です。
クライアントから聞かれたのが、「USPはどんなときに使うのでしょうか?」
彼女はこれからホームページタイトルを決めていきます。検索キーワードとUSPを組み合わせて作っていくのです。
USPは「独自の売りの提案」ですが、わかりにくいのかもしれません。「私から買うと、こういう利益を手にすることができますよ!という提案」とするとわかりますか?
ホームページタイトルは検索キーワード
ホームページタイトルは、検索キーワードを入れて作るのが基本です。
店舗系のビジネスであれば、どこにある何屋さんなのか。お客様が検索窓に入れる言葉の組み合わせを予想して入れていきます。
それで検索結果の上位に入れば、見ず知らずのお客様に見つけてもらえる確率が高くなる訳です。1位じゃなくて構わないのですが、1ページ目には入りたい。
「え?1位じゃなくていいの?」と思います?あなたが何か探す際に、必ず1位から開きますか?
以前、女性たちが集まっているところで、1位から順番に開くか聞いてみたところ、3位くらいから開くという人が結構いたのです。
と書いている私も、1位から開くとは限りません。
じゃ、何を基準に開くかといったら、サイトタイトルとディスクリプションです。「あ、これ!」と感じたサイトから開くのです。
ここでUSPの登場です。
USPで人を惹きつける
あなたの行動を振り返ってもらいたいのですが、もし、1位から開かないこともあるのであれば、検索結果を見て、サイトタイトルやディスクリプションを見て「これだ」と思うものから開いているからだと思います。
見ているのは、どこにある何屋さんかだけではないんですよね。
なので、USPと検索キーワードを組み合わせてサイトタイトルを作るといいのです。
例えば、お子さんを通わせるために〇〇(地名)にあるピアノ教室を探しているとしたら「〇〇 ピアノ教室」が検索キーワード。
たぶん、1ページ目にはライバルがいっぱいです。
お客様はいくつかを比較して、どこにするか選びますよね。その中で選ばれるためのUSP、独自の提案となります。
例えば指導歴の長さ、コンクール受賞実績、指導した生徒の延べ人数などの数字かもしれません。
また、初心者向け、独自のカリキュラム、使用しているピアノや、教室の音響クオリティなどかもしれません。
あなたが子供のお母さんだとして、他の教室とは違う、圧倒的な売りに魅力を感じたら、若干遠くても、若干高くても、お子さんを通わせたくなりませんか?
USPと検索キーワードを組み合わせる
検索結果で気になるお店をいくつか比較するという行為。あなたも普段していると思います。
お客様も同じように、1位のお店から買うのではなく、いくつか比較してから決めるのですよ。
なので、お客様に選んでいただくために、独自の売りは必須。
順番としては、USPを決めてからサイトタイトルとディスクリプション決めです。
先程のピアノ教室の例だと、「◯◯(地名)で指導歴20年 独自のカリキュラムで早く上達する××ピアノ教室」みたいな感じですね。
検索結果にはディスクリプションも表示されます。ディスクリプションも良く見られるところ。
コンクールで受賞した生徒数や、指導にする際に大切にしていることなど入れておくといいですね。
USPもサイトタイトルも本気出す!
USPが大切なものだとお分かりいただけましたでしょうか。
継続コンサルコースでは、様々なワークを出します。どれも意味があって出しているもの。やっつけ仕事でやるのと、真剣に取り組むのとでは結果が違ってきます。
特にUSPは頭から湯気を出して考えてもらいます。セッションで話し合い、再提出してもらうこともあるくらい。
ここを「やれと言われたから仕方ない。こんなもんでいっか」と、やっつけで終わらせてしまうと、何の売りもない、ぼんやりとしたサイトタイトル、ディスクリプションになります。
結果、検索結果に上位表示されても選ばれない。お客様が来ない…になりかねません。
独自の売りを見つけるのが難しいのは百も承知です。自分では売りだと思っていることが、「これ、ライバル店でもできるよね」ありきたりの物だったりするものなのですよ。
USPは頭から湯気出して、湯気が煙になるくらい真剣に考える。USPが上手く決まると「〇〇で検索してください」と言える言葉になることもあります。
USPが決まったら、サイトタイトル、ディスクリプションも本気を出して決めてくださいね。
見ず知らずのお客様に選んでもらえますように!
【関連記事】