ソーシャルメディア

一般ユーザーとして見たSNSの現状と未来

公開日 2018年10月30日 最終更新日 2018年10月30日

私のフェイスブックとインスタグラムは今のところプライベートユースです。ビジネスユーザーとだけ繋がっているとわからない、ビジネスユーザーとは別な目線、一消費者として見て感じている私の見解をまとめてみますね。  

利用しているSNS

主に使っているSNSはツイッターです。ツイッターには日常の呟きと仕事の投稿もします。フェイスブックはもう半年投稿もしてなくてご無沙汰状態。インスタグラムも飽きてきて、たまに投稿する程度となっています。 始めたのはツイッターが一番早く、10年近くになるでしょうか。現在メインで使っているツイッターアカウントは今月で6年ですが。次はフェイスブックで、いつ登録したか覚えていないのですが、東日本大震災のときには使っていましたので、8年くらいになると思います。インスタグラムは遡ってみると2013年6月5日が初投稿でした。 私の場合、ビジネスユースとしてではなくSNSを使い始め、ずっと一般ユーザーとして見てきているのです。  

フェイスブックとインスタグラムから離れた理由

フェイスブックもインスタグラムも最初は楽しかったのです。フェイスブックから離れた理由は、ビジネスユーザーだらけになったこと。人の仕事がどうしたとか、興味のないイベントに誘われるとか、ドーンと表示される自撮り写真に嫌気がさしてきたのですね。開くとビジネスユーザーの負のオーラを感じるようになり、見るのをやめました。 インスタグラムも楽しく使っていました。インスタグラムがフェイスブック傘下に入り、次第にフェイスブックの友達だらけになり、インスタグラムでいいねして、フェイスブックでも同じ写真にいいねしてというのが馬鹿らしくなってきた。それよりなによりつまらなくなってしまったのです。 つまらなくなった理由は、人がどこに行ったとか、何を食べたとか、そこまで興味がないからなんだろうと気付いたのは最近のことです。 親しい友人なら「〇〇に行ったのね」「わー、美味しそう」になりますが、これ誰?の人が、凄く素敵な場所や、珍しいものを食べている訳でもない投稿が続くのを見るのが苦痛になってきたというのが正直なところです。 このつまらなくなってしまった理由は、今まで何人かの方に話しましたが共感されます。同じように感じている人が多いんだろうと推測しています。  

Twitterだけ続けている理由

では、なぜツイッターは続けていられるかというと、ツイッターはスルーできるからなんですね。私のくだらない呟きはスルーしてもらえる。人の呟きもスルーできる。そこがツイッターの良さだと思っています。 最近ツイッターに参入して、フェイスブックと同じような使い方をしている人は、疲労しているかもしれないと見ています。 そうはいっても、最近ではツイッターがフェイスブック化してきました。以前のフェイスブックのように、フォローしている人がいいねした、リプライしたという情報がホームに表示されたり、見ていなかった時間帯で、私が興味ありそうなツイートをハイライト表示してくれたりと。拡散力がメチャメチャついた訳ですが、フェイスブックの二の舞になりそうな予感がしていました。  

SNSの現状と2つのヒント

一般ユーザーが、フェイスブックやインスタグラムをつまらないと離れつつある今、これからSNSはどうなっていくのでしょう。SNS疲れを防ぐためにも、誰とでも繋がるのではなく、極々親しい友達とだけ繋がるSNSに流れるのではないかという予想を個人的にはしていました。 最近、2つのヒントがありました。

ツイッターのいいねがなくなるかも

1つ目のヒントはTwitterのいいねがなくなるかもしれないという情報です。 Twitter、「『いいね』廃止」報道にコメント 「健全化に向け再考中」 (2018年10月30日)
Twitterが「いいね」機能を廃止すると、英メディア「The Teleglaph」が10月28日に報じた。Twitterの公式サポートアカウントはこの報道を受けて29日、「言論の健全化に向け、『いいね』機能を含むサービス全体について再考しているが、まだ検討の段階で、発表できることはない」とコメント。「いいね」機能のあり方について、再検討していることを認めた。
TwitterのCEOが今すぐ廃止したいと言っているからには、無くなる可能性が高いし、よりスルーできる状況になり、私は廃止していいんじゃないかなと思っています。拡散力が無くなるのは残念ですが。  

ピンタレストの伸び

ピンタレストは昨年から増田恵美のイチオシで、クライアント向けセミナーや一部のセミナーでは使うことを勧めてきました。みんながSNS疲れを起こしている中、フォローや投稿を見ることを強制しない、SNSではないと言い切るピンタレストは伸びていくだろうと感じていたからです。 ピンタレストの独自戦略は功を奏するのか? SNSの欠点を避け、緩やかに成長(2018年10月27日)
ピンタレストは、これまで長い間、ソーシャルネットワークとしてのレッテルを貼られることを避けてきた。そのため、他のライバルたちが急成長する方法として用いた方法、つまり、より多くの友達や知人をフォローしたり、グループやコミュニティとの関連づくりを急かしたり、というアクションをユーザーに押し付けようとしない。 このことは、ピンタレストがツイッター、インスタグラム、もしくはフェイスブックよりも小規模であることを意味しつつ、デマ情報、いじめ、嫌がらせなどに関するユーザー間で発生しがちな問題の多くを回避してきたといえる。 ピンタレストの共同設立者であり、プロダクト責任者であるエバン・シャープ氏はインタビューに対し、「ソーシャルメディアは、自分の行動を他の人々と共有するための場だ。しかし、ピンタレストは何かを共有する場ではない。未来の夢やアイデア、やりたいことを自分のためにブックマークする場だ」と述べた。
使ってみるとわかるのですが、似たような画像が次々と表示されるのはホント凄い!ネイルのデザインを考えるとき、猫に癒されたいときは必ずピンタレストを見ます。ピンタレストの良さは、画像からサイトに直接行けること。インスタグラムのように、プロフィールに行ってからサイトのリンクをタップしてもらう必要がないのです。 そのピンタレストに「購入可能ピン」が実装されるとなると!です。  

これからのSNS

昨年から、一般ユーザーはSNS疲れを起こしているから、多くの人と繋がらないSNS、いいねを強制しないSNS。インスタグラムよりピンタレストだよと私の予想を一部の人には伝えてきました。その中でピンタレストを使ってくれた人は何人いるでしょうか。 一年経って、私の予想は外れてなかったなと感じています。 この記事で伝えたいのは、ツイッターのいいねがなくなるかもしれないとか、ピンタレストをやった方がいいという話ではありません。私がいつも伝えているように、大きな効果を得られるのはイノベーターかアーリーアダプタです。フェイスブックがいいよ、インスタグラムがいいよで始めるのではなく、一般ユーザーの動き、気持ちを読んで、これからのSNSの使い方を早めに模索していきましょう。

 

 

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増田恵美

WEBマーケティングセミナー、SNSマーケティングセミナー講師。 WEBマーケティングコンサルタントとして活動中。WEBを活用したデジタルマーケティング、検索に強いサイト作り、売り込まなくても喜んで買ってもらえる仕組み作りを得意としている。女性心理のツボを突く集客で好評をいただいております。

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